感じたまま 思ったままに。


by rio-dasu
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国立ロシア美術館展

d0111514_160941.jpg
会期終了間際になって駆け込むように上野にある東京都美術館で
開催されているサンクトペテルブルク「国立ロシア美術館展」を見てきました。

ロシア美術ってよくわからないし、「エルミタージュ美術館展」や、「プーシキン美術館展」
の時のようにヨーロッパの有名な画家の絵が展示されているわけでも
ないので、あまり期待はしていませんでした。

それが、それが・・・・・・
素晴らしかったです!! 面白かったです!!
次々に現れる絵をワクワクしながら見ていきました。
こんなに絵を見るのが楽しい~~~って思ったことはなかったかもと
思うくらい自分の気持ちが昂揚してるのがわかりました。

肖像画も風景画もとても写実的に描かれているのだけど、
ただ写しとったという感じではないのです。

人物画はキリッと見据えたような瞳が印象的なものが多かったです。

風景画もまるで写真のようなんだけど、奥行きがものすごくあって
そのままその風景の中に入り込んでいく秘密の入口のようでありました。

特に私が素敵だと思ったのは「イヴァン・アイヴァゾフスキー」という画家の
「穏やか海岸、凪」 「月夜」 「天地創造」 「アイヤ岬の嵐」という4枚の絵。

一番大きな作品の「アイヤ岬の嵐」は215.0cm×325.0cmという大変大きな作品でも
あったのだけど、荒れ狂う海に今にも飲み込まれそうな船が描かれているその
作品そのものが、見つめている私の目の前で今にも動き出しそうでびっくりしました。

d0111514_17334139.jpg写真は「月夜」です。
本物の月夜の海よりずっとリアリティがあるような気がしました(笑)



d0111514_17374938.jpgそしてもう一枚の写真は
「ヘンリク・シェミラツキ」という画家の描いた「マルタとマリアの家のキリスト」という作品です。
この絵も191.0cm×302.5cmというとても大きな作品でした。
とても大きな作品なのに、とても緻密に描かれていて、
まるで映画のワンシーンを見ているようでした。
やわらかい木漏れ日と妹マリアに優しく語りかけるイエス。
その穏やかな空気の中に自分も入り込めそうな、そんな気がする一枚でした。

絵の中にはロシア革命前の民衆が苦境している時代背景が色濃くでているものもありました。

ほんとにバラエティーに富んでいて、楽しい時間を過ごすことができました。

侮りかたし、ロシア美術でした。
会期終了も間近なのに、有名な画家の作品が乏しいからか、いまいち盛り上がりに
欠けた感じなのが残念です。

会期は7月8日(日)までです。
国立ロシア美術館展
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by rio-dasu | 2007-07-04 17:40 | 美術展

山種コレクション名品展

d0111514_12405461.jpg
九段下にある「山種美術館」の開館40周年を記念して開かれている
「山種コレクション名品展」の後期を見てきました。

前期・後期と全作品を入れ替えると聞いていたから、
前期も見たかったのですが、どうしても時間がとれず、後期だけの鑑賞と
なってしまいました。ざんねん・・・・・・

そう広いとはいえないスペースにほんとに素敵な絵が展示してあります。
部屋が2つに別れているのですが、
前室で一番目を引いたのは、上村松園の「砧」でした。
大きさも想像していたよりずっと大きかったのですが、迫力というより
静けさを感じました。
松園さんのもう1点の作品、「牡丹雪」も構図がとてもおしゃれな感じでよかったです。
私は「砧」より「牡丹雪」の方が好きだな。


次の部屋に入って一番奥の壁に仄かにライトアップされて飾られていたのが
今回の最大の目的であって速水御舟さんの「炎舞」でした。
この絵を知ったのはもう随分前で、山種美術館にもそれから何度も足を運んでいる
のですが、実物を目にしたのはこれが初めてです。

写真で見ていた以上に素晴らしくてしばらく絵の前から動けませんでした。
赤々と燃えさかる炎に引き込まれるように舞い飛ぶ蛾たち。
炎という激しいものを描いているのに、心が落ち着く感じが不思議でした。
蛾の一匹、一匹がとても繊細に描かれていてました。
近づいて見ては溜息・・・・・ちょっと遠ざかって見ては溜息・・・でした。

同じ御舟さんの作品で「白芙蓉」も素敵でした。
この人はほんとにとても繊細で大胆な絵を描きます。
この絵の薄墨で描いた部分と白芙蓉の花一輪の対比が思わず目を引きました。

奥村土牛さんの「鳴門」は大きさといい、構図といい、とてもダイナミックな作品でした。
萌黄色の海と轟々と音をたてているような白くて大きな渦。
見ているとほんとに吸い込まれてしまいそうでした。


九段下から千鳥ヶ淵の緑道を歩きながら訪れることができます。
会期は7月16日までです。
山種美術館
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by rio-dasu | 2007-06-30 12:47 | 美術展
d0111514_152425.jpg東京国立博物館で開催中の『レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像』を見てきました。
まさにダ・ヴィンチを紹介するための展覧会でした。

画家だけでなく、ありとあらゆるものに興味を示し、それを探究する彼の姿勢が窺えます。


天文、建築、風や水の動態、動力、鳥の生態、人体の構造、人力飛行機。

初来日の受胎告知を見るには、長い行列に並ばなければなりませんでした。
幼い頃体験した、パンダを見るために行列した時を思い出しました。

長い年月を経たとは思えないほどの色鮮やかさにはびっくりしました。
遠く近く、ゆっくり眺めることができたら、もっと印象に残ったと思います。
「立ち止まらないでくださ~い」と声を張り上げている警備員さんの印象が強く残って・・・・

人の波に押されるように、わぁ!わぁ!と思っているうちにあっという間に出口でした。
出口からでたら、もう一回はダメです。

この前放送していたNHKの日曜美術館では壇さんはじめ出演者のみなさんが
じっくりこの絵を眺めていましたね。
角度を変えると、より立体的に見えるとか、大天使ガブリエルの足もとには正確に模写された
草花が描かれているとか・・・・・・・

悲しいかな、
この展覧会のための大きなポスターをある駅の通路で見つけたとき、
ほんとじっくり絵の細部を見ました。
なるほど、確かに見る角度によって、マリアさまの右手の長さやその後ろにある壁の角度がグッと鋭角になって、迫ってくる感じです。

これから訪れる方はぜひ、実物の絵で確かめてみてください。
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by rio-dasu | 2007-04-07 15:25 | 美術展
d0111514_20323863.jpg
もう終わっちゃたんだけど、先日、太田記念美術館で開催中の
「特別展  初公開 ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展」をギリギリセーフで見てきました。

なにがビックリしたって、人の多さです。

大きな美術館でやる、TVや新聞とタイアップしている美術展の人出の多さには
結構慣れたつもりだったけど
この美術館はいつ行っても、人気もまばらで原宿という喧騒の街にありながら、
ひっそりと絵を楽しむ感じが好きだったのに・・・・・

行列に並んで、人の波に押されながら絵を見るなんて思いもよらなかったので、
ほんとに心の底からビックリしました。

入ってすぐにある、畳のスペースに飾られていた、葛飾北斎「雨中の虎」 「龍図」は
100年ぶりの再会だそうです。

とても好対照な作品で、虎はなんだかとても可愛らしく、龍は今にも飛び出してきそうな
迫力がありました。

写楽の作品もたくさんありました。
NHKの日曜美術館だったかな。
写楽は写実主義で役者の隠したいところ(シワとか、団子鼻とか、膨らんだ頬とか)も、忠実に
描いていたので、嫌われたと言っていたのを思い出し、
ほんとにその通りだなぁとうれしくなりました。

~そっか、その時太田美術館の副館長さんが出演してたんだ。しっかり、宣伝してたんだぁ~

お相撲さんの浮世絵もたくさんありました。
歌舞伎役者とはまた違った感じで興味深く見ることが出来ました。

でも、でも、ほんとに人での多さばかりが印象に残る美術展になってしまって、
もっとゆっくり見たかなったなぁと残念です。
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by rio-dasu | 2007-03-03 10:26 | 美術展